プラリア中止後に生じるオーバーシュート

プラリアは破骨細胞の活性化に必要なRANKLEというシグナルを止める薬剤で、強力な骨吸収抑制効果を発します。

6か月を過ぎると、RANKLEを止める抗体が無くなりますが、抑えられていた破骨細胞(骨を溶かす細胞)が急激に活動をはじめ、骨を溶かし始めます。

一般的には、破骨細胞の活動性を抑えるビスフォスフォネート製剤を投与しますが、治療を自己中断することにより投与後9か月目前後から、骨折が増加することが分かっています。

プラリア投与後も主治医と相談し、引き続き適切な投薬をお受け下さい。