活性型VitD製剤 1日1回内服薬

 

エルデカルシトールカプセル

骨の代謝はCaが中心に行われていますが、腸管からのCa吸収や骨への石灰化(骨形成)にはVitDが関わっています。

また、骨代謝のみではなくVitDは筋肉や免疫系など全身に影響を与えており、VitDが不足すると筋肉量が低下、また転倒のリスクが増加することも分かっています。

橈骨遠位端骨折は、手をついて骨折することが多くみられますが、VitD製剤の内服にて転ぶことが減り、骨折を抑制できます。

 

他の骨粗鬆症治療薬と併用して投与されることが多く、相乗効果も見込まれます。

VitDが不足すると、効きづらい薬剤もありますので他剤で効果が得られなかった場合に追加処方することもあります。

 

また、高齢化に伴い骨組織に微小な損傷(マイクロクラック)を生じることもありますが、これを修復することも分かっており骨吸収抑制薬にはない骨質の改善にも期待できます。

 

注意点は、VitDは腎臓にて代謝されますので、腎機能が低下している方の場合、血中CA値が高くなりすぎたり、場合により意識を失いこともあります。

プラリアのような一時的に血中Ca濃度を低下させる薬剤と併用します。

定期的な検査が必要ですので、担当医とご相談ください。


【適応】

骨粗鬆症


【投与法】

1日1回 内服するお薬(錠剤)です。

夕方に内服すると、効果が高いと言われています。

朝食後でも効果がありますので、飲み忘れのない時間帯にて内服してください。

 

初回は副作用を確認するため、2週間処方になります。

内服後の状態を見ながら1~2ヶ月分を処方いたします。


【VitD製剤 投与スケジュール】

次のスケジュールにて検査・治療を行いますので、ご参考としてください。


【医師の再診のご案内】

定期的に医師の診察を行います。

Web予約にて、ご都合の良い日時にご予約下さい。

検査は1週間前後で結果が分かります。事前の検査をお勧めしております。


【骨粗鬆症 検査】

骨粗鬆症は自覚症状がない為、定期的な検査を行い評価します。

下肢の筋力やむくみなどのモニタリングを行うため、体組成計も行います。

【レントゲン検査】

【体組成計検査】

【骨密度検査】

【血液検査】