抗スクレロスチン製剤 

イベニティ

 

PTH製剤とは違う機序で作用する薬剤で、骨を作りまた溶けずらくする「デュアル・エフェクト」を持つ薬剤です。

スクレロスチン抗体は、骨芽細胞・破骨細胞のそれぞれに作用し、最も骨密度の増強効果があります。

骨折抑制効果は、PTH製剤には及びませんが、十分に効果のある薬剤です。

 

しかし、投薬を中止することで押さえられていた破骨細胞が活性化することも分かっており、

他剤もそうですが、投与終了後には継続し注射製剤や内服薬が必要ともいえます。

適切に薬剤をコントロールし、骨折を予防する必要があります。


【適応】

骨折の危険性の高い骨粗鬆症


【投与法】

月1回、2本、皮下注射にて投与します。

クリニックにて投与するお薬です。

乳がんの術後の方や、透析の腕など、注射ができない腕は事前にお知らせください。

自己注射や訪問看護での注射はできませんのでご注意ください。

 

イベニティは、月1回注射する薬剤ですが、本数ではなく期間での投与になります。

注射しなかった月がある場合、全量は接種できませんのでご注意ください。

 


【投与スケジュール】

予約が必要です。

受付時間内(8:45-12:00 14:15-17:00)に来院していただき、看護師から接種を行います。

1Fで受付し2Fにでお待ちください。

 

イベニティは、効果の高い薬剤です。定期的に検査を行い、効果を確認します。

次のスケジュールにて治療を行いますので、ご参考としてください。


【骨粗鬆症 検査】

骨粗鬆症は自覚症状がない為、定期的な検査を行い評価します。

下肢の筋力やむくみなどのモニタリングを行うため、体組成計も行います。

【レントゲン検査】

【体組成計検査】

【骨密度検査】

【血液検査】



【医師の再診のご案内】

定期的に医師の診察を行います。

すべての検査結果が分かるのに1週ほどかかりますので、事前の検査をお勧めしております。

来院する頻度を減らせるよう、効率よく受診してください。